スペアナのRBWとVBW

たまに忘れそうになるのでメモ。

【RBW】スペアナ内部のBPFの通過帯域幅
スペアナの表示点数(デフォは401pts)の各点がBPF通過した電力の積分
なので、RBWを上げるとスペアナの表示レベルも上がる

例:
RBWが1MHzの場合、
各表示点を中心とした1MHz帯域のBPFを通過した電力の積分値が
スペアナ画面に表示される
したがって、各表示点間の周波数差が1MHzより狭い場合、
各点の積分領域は互いにカブることになる

【VBW】時間変動の時定数の逆数
VBWを上げる(=時定数を短くする)と、
スペアナの表示点数の各点において時間変動が敏感になる
時間変動が激しいと、レベルの高いところが表示されてしまう
(激しい時間変動にSweep timeが追いつかない場合は)レベルの
高い瞬間のレベルが表示されるので、VBWが上がると表示レベルも上がる傾向にある
VBWを下げていく(=時定数を長くしていく)と、時間変動の平均値に漸近